ここ数年特に姿勢が曲がってきて、首が痛く息が苦しい、カタログも長いこと読めないし精神的にもつらい。食べ物も喉が通りにくくてムセやすいんです。

悪いところはないし、どうしたらいいかわからなくて、このままだとどんどん悪くなるんじゃないかと心配で…

そんな切実な悩みをお持ちになられ、ご相談いただきました。

姿勢は加齢によって徐々に変化してきます。これまで過ごしてきた生活習慣や仕事や運動での姿勢の特徴によって、年々長い時間をかけて。単なる姿勢の変化だけではなく、身体への痛みや張り、飲み込み、呼吸、精神状態などその影響は全身に及ぼしていきます。

介入後では、服による見え方の影響もありますが、右のように変化され、頭部前方位、目線は前方を向き、胸椎と呼ばれる背面の丸みは減少、骨盤は前に出ていたのが後ろの位置に観察されました。

痛みの改善、本が読みやすくなりカタログをしっかり見通して選ぶことができ、むせは改善し飲み込みもスムーズになりました。今ではどうなると姿勢が崩れやすくなり痛みや不快感になるのかを本人様自身が理解できるようになりました。そして、どうすれば対応すればいいのかが理解でき、不安一色だった精神面も安定し笑顔が多く見られました。

方針として、固まったかつ偏りのある組織、関節、筋膜を適正に近くするだけではなく、重力という強敵に日常的に打ち勝っていけるように運動を提供していきます。呼吸を含め身体の奥からの安定できる筋肉を刺激し改善を図るとともに、自分でできる運動を指導していきます。また、生活習慣、動作・姿勢を見直し、よく使う部屋の場所の環境なども含め総合的にアドバイスを検討していきます。

長年の積み重ねやそれぞれのきっかけなどで、変化する姿勢・動作を改善することは容易くはありませんが、まずは自分らしい自分であれるための一つのきっかけになれば幸いです。