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【第1回】外反母趾、良くなるの?|足の解剖と運動連鎖を理学療法士が解説
【第1回】外反母趾の本当の原因|足の解剖と運動連鎖を理学療法士が解説
◾️「最近、親指の付け根が出っ張ってきた…」
・靴を履くと親指の付け根が痛い
・気づいたら親指が曲がってきている
・長く歩くと足が疲れる
このような症状はありませんか?
もしかすると 外反母趾(がいはんぼし)かもしれません。
外反母趾は女性に多いイメージがありますが、最近では男性や若い方にも見られます。
まず最初に大切なことをお伝えします。
外反母趾は、曲がった骨そのものを完全に元に戻すことは難しいとされています。
しかし
・痛みを減らす
・進行を防ぐ
・歩きやすくする
ことは十分可能です。
そのためには なぜ外反母趾が起こるのかを理解することが大切です。
「外反母趾」のメカニズム、外反母趾のセルフケア、治療について、わかりやすく2回シリーズでお伝えします。
◾️外反母趾とは?
外反母趾とは
親指の付け根の骨(第1中足骨)が内側へ開き、
親指が人差し指側へ曲がる変形
のことです。

その結果
・親指の付け根が出っ張る
・靴に当たって痛くなる
・長く歩くと痛む
といった症状が現れます。
しかし、外反母趾は親指だけの問題ではありません。
◾️外反母趾は立体的な変形
外反母趾では
・親指が外側へ曲がる
・第1中足骨が内側へ開く
・足の骨がねじれる
という変化が起こります。
つまり
次元的な変形
と考えられています。
この変形の背景にあるのが 足のアーチの崩れです。
◾️足には3つのアーチがある
足には体重を支えるためのアーチ構造があります。
主なアーチは
・内側縦アーチ(土踏まず)
・外側縦アーチ
・横アーチ
です。

このアーチがあることで
・衝撃を吸収する
・体重を分散する
・効率よく歩く
ことができます。
◾️横アーチが崩れると外反母趾が起こりやすい
外反母趾と特に関係が深いのが横アーチです。
横アーチが潰れると足の前方が横に広がります。
この状態を 開張足(かいちょうそく) と呼びます。
すると
・第1中足骨が内側へ開く
・親指が外側へ押し出される
結果として外反母趾が進行しやすくなります。
◾️アーチを支える筋肉
足のアーチは、骨だけではなく
・靭帯
・筋肉
によって支えられています。
その中でも特に重要な筋肉が 後脛骨筋 です。
◾️後脛骨筋の役割
後脛骨筋はすねの後ろから足の内側につながる筋肉です。
この筋肉は
・足のアーチを支える
・足が内側へ倒れすぎるのを防ぐ
という働きを持っています。
この筋肉が弱くなると
・扁平足
・外反母趾
につながる可能性があります。
◾️外反母趾は足だけの問題ではない
外反母趾は足だけの問題ではないこともあります。
歩き方を観察すると
・足が内側へ倒れる
・すねが内側へねじれる
・膝が内側へ入る
といった動きが見られることがあります。
これは 運動連鎖 と呼ばれる身体のつながりです。
◾️足 → 膝 → 股関節のつながり
身体は
足 → 膝 → 股関節
と連動して動きます。
例えば
足のアーチが崩れる → 足が内側へ倒れる
→ すねが内側にねじれる →膝が内側へ入る
という流れが起こることがあります。
つまり外反母趾は、身体全体のバランスと関係している可能性があります。
◾️外反母趾セルフチェック
まずは、裸足で立って足を見てみましょう。

次のような状態はありませんか?
・親指の付け根が出っ張っている
・親指が人差し指側へ曲がっている
・足の前方が広がっている


このような場合は、外反母趾の可能性があります。
◾️次回の記事
外反母趾では、①足の筋肉、②身体の使い方、③靴やインソール
がとても重要になります。
次回は
・自宅でできるセルフケアトレーニング
・手術を考えるタイミング
・インソールの役割
・ 当院のインソールの紹介
について解説します。
次回もお楽しみに!
